ひび割れ

念願のマイホームを建ててからまだ数年しか経っていないのに、ある日震度6の地震があった後壁に亀裂、ひび割れができてしまいました。

その後も地震が起きるたびに亀裂、ひび割れはどんどん増えていきます。

家族も怖がるし、第一ローンも始まったばかりなのに、まもなくこの家に住めなくなる日が来てしまったら、と不安でいっぱいになりますね。

無駄な杞憂をなくすためにも、壁の亀裂、ひび割れについて考えてみましょう。

壁の亀裂、ひび割れは深刻な症状なの?

悩んでる1

まずかべの亀裂、ひび割れが家本体の構造部分まで到達しているのか、単に壁材の宇和が部分の仕上げボードのみで発生しているのかを調べましょう。後者であれば、問題ありません。

建物の表面上の亀裂、ひび割れなら、内部の接合金物どなどが飛び出して露出しているのでなければ、構造部分の補修は必要ありません。外壁部分の吹き付けを行うなど、亀裂、ひび割れを目立たなくするだけで大丈夫です。

耐震住宅を購入したのに保障はないの?

破損家屋

まずは、自宅を購入した際の不動屋や、住宅購入の際の書類を探し、地震特約のある保険に加入しているかを確認しましょう。要件を満たせば、保険金の請求ができます。

ハウスメーカーほか施工会社の責任については、たとえ保障期間内であっても天災ですので免責されるようですが、特約があれば補償されます。

地震保険の支払は全損・半損・一部損の三段階で行われます。

判定基準となるのは基礎や柱、屋根などの主要構造部で、その損害額がその建物の時価の50%以上となれば全損、20%以上なら半損、3%以上ならば一部損となり、それぞれ契約保険金額の全額・半額・5%が支払われます。

家財道具では家財全体の損害額が時価の80%以上で全損、30%以上で半損、10%以上で一部損となります。

支払われる保険金額は建物と同様です。

地震のたびに増える壁の亀裂やひび割れが気になる!どうすれば良いのか!?

いかがでしょうか。

地震国に暮らす一人として決して他人事ではない出来事です。覚えておきたいのは、地震の場合は、建物を建てた工務店に落ち度はないと判断され、免責されるため、地震保険・特約だけが頼りになるのです。

また、損傷程度によって3種類の支払額のいずれかになるということになります。