朝起きるのが得意、という人は少ないでしょう。ほとんどの人が、寝過ごしてしまわないよう目覚まし時計を使っているのではないでしょうか。この目覚まし時計についているのが、"スヌーズ機能"。
「もう少しだけ寝たい…。」
そんなときには便利だと思っていたこの機能、実は体に良くないって、ご存知でしたか?ここでは、なぜスヌーズ機能がいけないのか、スヌーズ機能なしですっきり目覚めるコツをご紹介します。
「睡眠慣性」とは何?
目覚ましで無理やり起きた後、眠気が強く残り、体がだるくて何もする気が起きないことありますよね。
これが「睡眠慣性」。
目が覚めた後も、睡眠が続いているような状態にあることです。頭がボーっとして集中力が落ち、体が重く、反応速度も鈍くなります。「睡眠慣性」は、一定時間眠った後ノンレム睡眠という深い眠りに入って、その時に目覚めると起こります。それで、目覚める直前の睡眠の深さが大きく関係していることが分かります。
便利な"スヌーズ機能"は、「睡眠慣性」を引き起こす!?
脳は本来、時間をかけて目が覚めるようになっています。"スヌーズ機能"の何度も目を覚ましてまた眠る行為は、脳を睡眠サイクルの初期に何度も戻しているようなもので、脳にも体にも悪影響ですし、「睡眠慣性」を引き起こしてしまいます。"スヌーズ機能"を30分使って目を覚ましたり眠ったりを繰り返すより、始めから目覚まし時計を30分後にセットして、一度で目を覚ますほうが睡眠の質は高くなります。
"スヌーズ機能"を使わないで目覚める方法!
- 目覚ましを、ベットを離れないと止められないような遠くに置く
- 目覚めてすぐ太陽に光を浴びる
- 起きる時間を習慣化して、休日もできるだけ同じ時間に起きて、体内時計のサイクルをつくる
- コーヒーの香りをかいで、眠気を減少させる
簡単にできそうなものもあるので、是非試してみてください!
"目覚めが悪い"といってスヌーズ機能を使っていると、起きてしまうかもしれない「睡眠慣性」とは?
「睡眠慣性」とは、目が覚めた後も、睡眠が続いているような状態のことです。
"スヌーズ機能"は、脳を睡眠と覚醒に何度も引き戻すので、「睡眠慣性」が起こりやすきなってしまいます。
"スヌーズ機能"を使わないで一度で目を覚ましたほうが、睡眠の質は高くなります。