傘は消耗品と分かっていても、お気に入りの傘が水をはじかなくなってしまうと、がっかりしてしまいますよね。傘の裏にまで水がしみてきたりして。
「もう、捨て時かな…。」でもちょっと待って!そんな傘を、簡単に復活させる方法があるのです。
捨てる前に試してみてください。
なぜ古い傘は水をはじかなくなるの?
ビニール傘でない布製の傘は、布にフッ素樹脂を施して撥水するように加工してあります。
それで水をはじくようになっているのですが、このフッ素樹脂、摩擦に非常に弱いのです。
傘をさしたり閉じたり、手で撫でてまとめたり、この傘を使う時の一連の動作は、傘の表面のフッ素樹脂加工の毛のようなものを寝かせてしまい、撥水性が落ちてしまいます。
ドライヤーで傘の撥水加工を復活させる!
この寝てしまった傘のフッ素樹脂加工の毛、起こしてあげることで撥水加工が復活します。
そのために必要なのは、ドライヤー!
傘の布にフッ素樹脂が残っていれば、熱で元の状態に戻ります。
- 傘を完全に乾かしておく。
- 傘の外側から内側に向けて、10㎝くらい離してドライヤーの熱を当てていく。
- 傘の布の縫い目の部分などは、特に念入りに!
この方法で、フッ素樹脂が残っている傘は、撥水性が復活します。
これを試しても撥水性が復活しない傘は、撥水スプレーをして、その後ドライヤーの熱を当てると撥水性が戻るかもしれません。
傘を閉じてまとめるときに気を付けること!
傘をまとめるときに、どうしていますか?
やってしまいがちなのが、傘の布の部分を手で直に触ってまとめてしまうこと。
これが傘の表面に施されているフッ素樹脂に、非常によくないのです。
傘を閉じるときは、傘の柄の部分で露先と呼ばれる傘の布部分の先端とまとめて、傘のベルトをもって傘の布をくるくると傘に巻いていくようにします。
できるだけ布の部分に触らない!これを心がけましょう。
古くて水をはじかなくなってしまった傘…捨てる前に試してみて!ドライヤー一つで新品に戻す方法!
使い込んだ傘は、布の部分のフッ素樹脂の毛のようなものが寝てしまい、撥水性が落ちてしまいます。
乾かした傘にドライヤーで熱の熱を当てることで、フッ素樹脂加工の毛を起こすことができます。
使った傘を閉じるときは、できるだけ傘の布の部分を触らないようにしましょう。