縁あって迎え入れることになった子猫。
寝ているときは天使だけれど、起きているときは元気のよすぎる悪魔…になりがちなのは人間の子供と同じです。
ただ元気よく走りまわる姿は微笑んでみていられますが、ひっきりなし手足に飛びかかり噛み付く、夜もおちおち寝ていられないというのでは、微笑んでばかりもいられません。
なぜ子猫にかみつき癖が出てしまったのでしょうか。その理由と対処方法についてお伝えします。
子猫のかみつき癖の理由
まず、子猫がどんな状況でいるかを考えてみましょう。
子猫にとっては目に入るもの耳にするもの、そしてかみつくものすべてが目新しく、楽しくて楽しくて興奮してしまうのです。
本当は楽しい気持ちでいっぱいで、飼い主さんを困らせるようなことをしようという気持ちは毛頭ないけれども、感情と実際の行動がちぐはぐになってしまうのです。
本当は甘えたい気持ちでいっぱいなんだけれども、コントロールできないくらい高ぶってついかみつく、というのが本当のところでしょう。
また歯の生え始め、生え換わりの時期でもありますから、歯の根元がむずがゆくてしょうがない。飼い主さんの腕をついついガム代わりにしてしまうのです。
大体歯の生え換わる、5、6カ月ごろには子猫のかみつき癖も落ちつくはず。気長に待ちましょう。
かみつき癖の対処方法
まず、興奮しすぎて強くかんだら、相手は「痛がる」ことを覚えてもらいましょう。
それには、かまれた時には思い切り高い大きな声で「痛い!」と叫び、オーバーアクションで転がってみて様子を見ましょう。
キョトンとしているようなら大成功、さらに興奮して飛びかかってくるようなら失敗です。あきらめてぬいぐるみを子猫に渡して思う存分かみついてもらいましょう。
かみつき癖のある子猫の接し方と治し方
いかがでしょうか。
悪魔に見えることさえある子猫のかみつき攻撃ですが、気長に待っていれば半年もすれば治まるもの。それまではうまく共存できるよう、人間側で工夫してあげたいものですね。