土作り1

若いころはあまり関心がなくても、なぜか40代、50代になってくると憧れてしまう家庭菜園。

自宅に相応の土地がなくても、今は土地を区分けして貸し出していたりしますので、そんな土地を借りて家庭菜園をしたい、という方も多いでしょう。

しかし、いざ借りてみると、いきなり野菜を植えるのではなく、土作りが必要な様子です。

どうやってやればいいの?

ここでは、初心者にもわかりやすく、かつ簡単にできる家庭菜園の土作りの仕方、ご紹介します。

まずは土を良く耕す!

まず土を柔らかくするために、土をしっかり耕していきます。

病気になりにくい、丈夫な野菜を育てるには、根が良く張って、水分や栄養分を土から吸収できるようにしてあげなければいけません。

それで、土を掘り起こして柔らかくしてあげましょう。

スコップで20~30cmの深さの土を掘り起こし、表土と中の土を鍬で混ぜるようにしていきます。

石があれば取り除いていきます

大きい土の塊は鍬で、さらに手で小さい土の塊を砕いて、キメの細かい土を作っていきましょう。

土の状態を改善するために―石灰、堆肥を入れていく

土作り2

日本の土壌は、野菜の栽培には適さない、酸性が強くなりがちです。

雨が多く、土壌のカルシウムやマグネシウムが溶けだしてしまうからです。

土の酸性度を正確に知るには機械で測定するのがいいのですが、初心者でしたら持っていないですよね。

どのように土地を使っていたか、土地の状態が違ってきますから、できるなら大家さんに石灰が必要か聞いてみるといいでしょう。

初心者には、土づくりの時に混ぜられる苦土石灰が扱いやすく、おすすめです。

1㎥あたり200g~300g位が目安です。

そして、この時石灰だけを混ぜると土が硬くなってしまうので、堆肥も一緒に混ぜ込みましょう。

堆肥って何?肥料と一緒なの?

堆肥とは、牛糞や鶏糞、ワラなどの有機物を発酵させてあるものです。

原料からして肥料と思われる方もいるかもしれませんが、役割が違います。

堆肥は、土をふかふかにし、通気性と水はけを良くします。

同じ働きをするものに、腐葉土があります。

どちらを入れるにしても、石灰と一緒に混ぜましょう。

適量は袋に記載されていますから、こちらに従うことで入れ過ぎを防げます。

その後、元肥(もとごえ)を全体に混ぜ込んで良く耕し、畝を作っていきます。

元肥と普通の肥料は違いますから、ホームセンターの元肥用のものを購入しましょう。

これらの作業は、植え付けの1、2週間前までに終わらせてきたいものです。

家庭菜園初心者に!家庭菜園の土作りの方法!石灰、堆肥を入れるタイミング

土を柔らかくするため、まず土を良く耕しましょう。

次に土の酸性度を中和させるため、石灰、そして土を柔らかく水はけ良くするため堆肥、腐葉土を混ぜていきましょう。

そして、元肥専用の肥料を全体にしっかり混ぜましょう。