パン、うどん、パスタが好きな人、多いですよね。わたしも大好きです。
実はこれらのもの、すべて小麦粉を使った製品。
これらの製品には、グルテンという物質が含まれています。パンなどのもちもち感を出して膨らませる役割をしているのですが、実は、このグルテンが原因で、具合が悪くなってしまう病気があるんです!
ここでは、グルテンの正体、グルテン過敏症についてみてみましょう。
グルテンってなに?
グルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質のこと。
小麦、ライ麦、大麦などに含まれていて、パンを膨らませてもちもち感を出したり、麺のコシを強くするのを助けています。
小麦粉は強力粉、中力粉、薄力粉と種類がありますが、グルテンが一番含まれているのが、強力粉、そして中力粉、薄力粉となります。パン造りに使われることが多いのは強力粉ですから、パンにはグルテンが良く含まれていて、あの美味しさに貢献しています。
その体調不良…グルテン過敏症かも!?
食品のおいしさを引き出しているグルテンですが、これが原因で体調不良になってしまう人がいるのです。
グルテンは、グリアジンとグルテニンという2種類のたんぱく質からなっています。
このグリアジンに免疫細胞が過剰に反応し、実に様々な症状を引き起こします。
- 頭痛
- 下痢、便秘、腹痛
- 食後の不調、疲労感
- めまい
- 関節の痛み、炎症
- 精神的に不安定、不安、鬱
- ホルモンバランスの乱れ
アメリカでは約20%の人が、グルテン過敏症といわれていて、日本も食生活の欧米化でグルテン過敏症の人が増えています。
どうしたらグルテン過敏症になっているかチェックできるの?
一番の方法は、グルテンを含む食品を2週間から1ヶ月断って、様子を見てみることです。
グルテンを断っている間、症状が改善されればグルテン過敏症の可能性が高い、ということになります。
グルテンを避ける、とはいっても具体的にどんな食材を避けたらいいのかわかりにくいですよね。
具体的に上げてみると…。
- 小麦、大麦、ライ麦の製品。クッキー、パン、餃子、肉まん、麺類。そばは十割でしたら食べても大丈夫です。
- コロッケなど衣のついた揚げ物。
- ビール。グルテンフリーのものもありますので、ラベルをチェックしてみましょう。
- しょうゆ。小麦由来でないしょうゆを使いましょう。
もしかしたらその体調不良、グルテンが原因!?知らないうちになっているかもグルテン過敏症!
グルテンとは小麦に含まれるたんぱく質で、パンや麺をもちもちさせたり膨らませたりします。
グルテン過敏症の症状は、消化器系・婦人科系の不調、疲れのような症状など、様々です。
グルテン過敏症になっているか簡単にチェックする方法は、2週間から1ヶ月、グルテンを含む食品を断つ生活を送ってみることです。