長い間しまっておいたお気に入りの服を、久しぶり着てみようと出してみたら…、ショック!服にカビが生えている!
そんながっかりするような経験された方もいることと思います。
日本の気候は高温多湿ですから、乾燥した国とは違って、洋服などの保管に非常に気を遣います。
でも、大丈夫!洋服についてしまったカビの落とし方、あるんです。
カビの正体を知って、カビの落とし方を決める!
カビは小さな、小さな微生物ですが、植物のように根、茎(菌糸)があり、種(胞子)を作って、広がっていきます。
そして衣類の繊維の中に根を広げていきます。
ですから、表面のカビをきれいにしたとしても、繊維の中に根が残ってしまいます。
これが白カビなら目立ちませんが、問題は黒カビ。
黒カビは根も色が付いていますから、目立ってしまうのです。
白カビの落とし方!
表面のカビを落とすのでしたら、普通に洗濯するので大丈夫なんだそうです。
でも黒い洋服についた白カビは目立つし、普通に洗濯してカビがきれいになるの?
そんな疑問が浮かびますよね!
しかし、ウールなどの動物繊維についた白カビ、洋服のタグに指定してある方法で洗うだけで胞子、菌糸を除去できます。
ただし、色が付いた衣類は、色が落ちていることもあります。
カビが繊維や色素を分解し栄養にしてしまっていると、残念ながら色が落ちていることがあるそうです。
黒カビの落とし方
こちらはかなり手強いです。
クリーニング店でも、高額になるため受け付けてくれないかもしれない、ということですが、どうしても自分でやってみたい!そんな方のためにご紹介します。
ただし、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の粉末を使うので、ウールやシルク、金属製の付属品(ファスナー、フック、ボタン)が付いている服には使えませんから、注意してください。
できれば蓋つきのバケツを準備し、そこに服を付ける液を準備します。
50℃のお湯1ℓに10gの過酸化ナトリウムを入れ、服を入れ、カビのついた部分を揉み洗いします。(手袋をしましょう!)
生地が丈夫そうなら、ブラシなどでこすってもいいかもしれません。
その後、蓋をして1時間置きますが、服の色落ちなどが心配でしたら、30分で様子を見ましょう。
つけ置き後にカビの部分を確認して、落ちていなければ再びこの作業を繰り返します。
少なくとも3回くらいこの作業を繰り返さないと、黒カビは落ちないそうです。
黒カビは頑固なんですね…。
あっ!洋服にカビが生えてしまった!上手に取る方法を知りたい!
カビの根は繊維に絡みついてしまっているので、完全に取り除くのは、難しいそうです。
白カビは、洋服のタグの指示通りに洗えば落とせます。
黒カビは、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の粉末を使って、50℃のお湯に蓋をして1時間つけ置き洗い!