最近の図書館は、単に「本を借りる場所」にとどまらない、充実した住民サービスを提供してくれる居心地良すぎる場所になっています。
カフェが併設されていたり、本だけでなく各種メディア、DVDなどのライブラリも充実しています。
平日の昼間に訪れた時など、予想以上に利用客がいて驚く人も多いのではないでしょうか。
そんな人気スペースとなった図書館ですが、気になる素朴な疑問はなぜ図書館の本はあふれないのか?ということです。
毎月結構な数の蔵書が増えているはずなのになぜなのでしょう?
定期的に廃棄しているから
日々たくさんの人に触れる本。どうしても汚れや破損が経年とともに目立ってきます。
そんな本は定期的に不用・汚損等の理由により廃棄手続きが取られるのです。
図書館で借りた本が長く本棚にいられるように大切に扱いたいですね。
定期的に市民に分配する
寄付などで同じ本がたくさん集まってしまった場合などに年末などの機会に年に数回無料で市民に配布する場合があります。
無制限ではなく一人当たりに渡される上限数が決められている場合もありますが、探していた本があるかもしれませんから要チェックですね。
保管用の倉庫があるから
図書館には、保管用の倉庫がある場合も多いようです。
自治体の記録文書や、貴重な蔵書類も専用保管倉庫に保管されているのです。
なぜ図書館の本はあふれないのか?
しかし、実際には図書館は「本があふれている」のが現実のよう。
たいてい年度末には休刊日を設け、以前は昔は「曝書」と呼ばれていた図書の整理を行い、古くなってたボロボロでどうしようもない本は廃棄処分になります。
しかし、予算の関係で、そう簡単に本を買えない自治体では、せっかく税金で購入した本を保管場所がないから廃棄するというのことは、名目が立たないようです。
日々リクエストや新刊の本で必要と判断されたものは、どんどん増えてゆくことは避けられません。
今後の課題になっています