出かけた先で、カフェで、気軽に使えるのが無料のWifi。ちょっとSNSを更新したい、メールを送りたい、ネットで調べ物をしたい、というときに便利なのです。でも気を付けないと、無料のWifiの中には危険なものもあるってご存知でしたか?こちらでは無料のWifiスポットを使うときに気を付けたいことを、ご紹介します。
そのWifiスポット、暗号化はどうなっているの?
Wifiスポットに接続する前にまず確認したいのは、その通信の暗号化がどうなっているかということ。これでセキュリティが全く変わってくるのです。暗号化の方式には簡単に説明すると4つの方法があります。
None:簡単に接続できるWifiですが、セキュリティ対策なし
WEP:通信は早いのですが、暗号化がもろくすぐに解析されてしまうおそれがある
WPA:WEP改良版
WPA2:WPAの完全版
これを見ると、どれにつないではいけないのかは一目瞭然ですね。「None」「WEP」の暗号化のWifiは接続しないほうがいいでしょう。特に「None」はWifiをオンにしていると勝手につながってしまうので、必要ないときはWifiをオフにしておいたほうがいいでしょう。
無料Wifiを使っているときにやってはいけないこと!
ちょっと危険とはわかっていても、どうしてもWifiにつなぎたい時ってありますよね。メッセージを送りたい、調べ物をしたいなどなど。そんな時は、次の点を覚えておきましょう。
- 通信を見られても困らないような内容だけを見る
- 大切な情報を入力することはしない、例えばID、パスワード、を入力したり、ネットバンキング、オンライントレードで取引をしたり、といったことは避ける
- プライベートなメールのやり取りはしない
Wifiで実際にあった被害例とは?
家庭用のWifiでもセキュリティ設定が不十分だと、勝手に無線LANにアクセスされて悪用されてしまった例があります。例えば、2012年2月には他人の無線LANに勝手に接続して、あらかじめ入手していた他人のクレジットカード情報を使いインターネットで買い物をした、として逮捕者がでました。犯罪行為を行うのに身元を隠すため、不正アクセスした例です。暗号化されていないWifi でしたら、さらに危険度が増すのは言うまでもありません。無料Wifiを利用するときは十分に注意しましょう。
便利だけど危険!?使うときには気を付けたい無料Wifi
無料Wifiを使うとき、暗号化がNone、WEPとなっているときは危険ですので接続しないほうがいいでしょう。
どうしてもつなぐときは、個人情報は絶対にやり取りしないようにしましょう。
家庭用Wifiでもセキュリティ対策が不十分だったため、不正アクセスの被害にあった例があります。無料Wifiはさらに危険ですので、気を付けましょう。