少し涼しくなってくると美味しい、鍋。材料をカットして準備するだけなので、忙しい主婦のお助けメニューでもあります。あとは、みんなで鍋を囲んで調理するだけなのですが…。食べる前に、ちょっと待って!材料からアクが出てるけど、これってとったほうがいいの?
ここでは、アクにまつわる疑問にお答えします!
そもそもアクって何?
アクは食品にもともと含まれるもので、これを加熱したり、調理することによって素材から出てくるのです。野菜のアクというのは、炭酸カリウム、シュウ酸化合物、ある種のアルカロイドや有害物質など、いずれにしても体によくありません。肉や魚を加熱したときに出るアクとは、たんぱく質、脂質、素材に残っていた血液で、加熱することによって溶け出します。どちらも料理の味を損ないますので、取り除く方がいいでしょう。
アクを上手に取る方法をご紹介!
鍋をしている場合は、やはりお玉でアクをすくっていくのが一般的でしょう。しかしこの方法だと、スープも一緒にすくってしまいます。それで、非常に細かい目の網のお玉で救うと、アクだけ取ってスープは鍋に残ります。アクをとるのに使えるのが、アルミホイル!鍋の大きさより少し大きめにカットして、くクシャッとしてから広げて、鍋に被せます。こうすると、アルミホイルにアクがくっついて簡単に取れるのです。もう一回アクを取りたい場合は、アルミホイルを水で流してから、同じように鍋に入れます。これで、スープが透明に!
しかし、アクの取りすぎにも注意して!
アクを一生懸命取ろうとしてやりすぎると、逆に旨みや栄養まで取り除いてしまうことになってしまいます。アクを完全に取り除こうと、スープごとすくってしまうのはNG!取りすぎもダメなんですね。
それで、アクを取るときはこまめアクをすくうのではなく、まとめて取ったほうがいいようです。
鍋の季節の前に知っておきたい!正しいアクの取り方とは?これであなたも鍋奉行!?
アクは野菜のある種の有害物質、肉、魚に含まれるたんぱく質、血液などのことです。
アクは、目の細かい網のお玉やアルミホイルを使うと、アクを上手に取ることができます。
アクを取りすぎると旨みや栄養まで取りすぎてしまうことがあるので、アクはまとめて取りましょう。