つらい鉄欠乏性貧血、「血液中の鉄分が少ない」。そう一言で言ってしまえば簡単に説明がつきますが、ここではその一言を「成分単位」で理解していく事によってもっと貧血に近寄って対策ができるようにしまう。
血液はどのような成分でできているのでしょう。
ざっくりと「血液」と現されていますが、実際血液は血漿と呼ばれる液体成分と赤血球・白血球・血小板という「血球成分」から構成されています。肉眼で見るとただ赤い液体のように見えますが、実は様々な成分が凝縮してできたものなのです。
血液の成分、「ヘモグロビン」
貧血の症状が、血中のヘモグロビンが鉄不足になり酸素や二酸化炭素を運ぶ事ができなくなる事によって起こるというのは説明してきましたが、ではその「ヘモグロビン」とはどのような成分なのでしょうか。ヘモグロビンは「鉄色素」と「タンパク質」から成り立つ血中成分です。
したがって、鉄を補給すると同時に動物性タンパク質をとるようにするとヘモグロビンが元気になるというわけなのです。
貧血に効く「栄養成分」
確かに貧血は「鉄分不足」の為、鉄分を多く摂取する事を勧められていますが、鉄分だけでなく、その他の栄養成分もバランスよくとってこそ改善により近づけます。ビタミンEやB1、B6、葉酸、亜鉛やマグネシウムなどの成分も貧血に効く栄養成分として上げられています。
貧血改善のために知っておいて欲しい成分のまとめ:
血液や貧血の事をさらに細かく分析し、成分単位で把握する事で、より貧血を改善する具体的な希望が見えてきたような気がしませんか?貧血に効く栄養成分が含まれる食物をバランスよく食べる事で自分なりに対策もできます。「成分」を上手に知り、使っていく事で少しでもつらい貧血から開放されていきましょう。