咳が出る風邪をひいていて、布団に入ってから咳が止まらなくなって眠れない…という経験をされた方もいるでしょう。
辛いですよね。
そんな時に試してみたい、咳を止めるのに効果のある事をいくつかあげてみました。
なぜ夜に咳がひどくなるの?
これには幾つか理由があるようです。
まず、風邪をひいていると、鼻水が出て鼻がつまっていることが多いと思います。
その状態で布団に入って、あおむけの状態で寝ると、鼻水がのどに入りやすくなってしまい、それが刺激となって咳が出てしまうことが考えられます。
また、咳が止まらなくなるのは、自律神経の働きとも密接に関係しています。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
ざっくりいうと、昼間は交感神経が優位になっていて、夜になって体を休める時には副交感神経が働きます。
副交感神経が働くと、体がリラックスモードになり、気管や気道が狭くなって、それで咳が出やすくなってしまうのです。
効果的に咳を止める方法―のどを湿らせてあげる!
咳が出ると、のどが乾燥して、それがさらに咳を引き起こす、という悪循環に陥ってしまうので、温かいものを飲んで、のどを湿らせてあげましょう。
この時、冷たいものを飲むのは逆効果!
冷たい飲み物は、のどを刺激してさらに収縮させてしまい、さらなる咳の原因になってしまいます。
温かい飲み物なら何でもいいのですが、これに入れるとさらに咳止め効果があるのが、ハチミツです。
ドイツなどでは、「咳にハチミツ」というのは良く知られているそうですので、コップ1杯のお湯にハチミツ大さじ2を溶かして、お好みでレモン汁を入れて、即席の咳止めを作ってみましょう。
ただし、ハチミツは1歳未満のお子さんには害となることがありますので、飲ませてはいけません
咳を効果的に止める方法―咳を止めるツボを押してみる!
咳を止めるツボとして有名なのは、天突(てんとつ)。
のどをまっすぐに下におりていって、両方の鎖骨の間のくぼんだ所です。
ここを中指の腹で、体の内側に向けて押していきます。
息を吐くときに指で押し、息を吸う時に指の力を抜きます。
気道を緩める効果があるツボですので、咳を止めるほかに、のどの痛み、喘息にも効果があります。
その他、尺沢(しゃくたく)―ひじの内側のしわの上、親指側の筋肉の外側に位置するくぼみ、孔最(こうさい)―尺沢ツボから手首の方に指4本分下がったところ、といったツボも咳を止めるツボですので、覚えておくといいでしょう。
夜、風邪で咳が止まらず眠れない!そんな時、効果的に咳を止める方法!
風邪をひいているときに夜に咳が出やすくなるのは、あおむけに寝ること、または副交感神経の働きで気道が狭まることにあるようです。
咳が止まらない時は、温かいお湯にハチミツ、レモンを入れて飲んで、のどを湿らしてあげましょう。
咳止めに効くツボ、天突(てんとつ)、尺沢(しゃくたく)、孔最(こうさい)といったツボを押してみましょう。