テレビを見ながら、新聞など読みながらついつい耳かきで耳掃除してしまう、という人いるのではないでしょうか?耳かき派ではなく、綿棒派の人もいるでしょう。
しかし、この習慣気を付けないと危ないのです。しかも実は耳掃除、それほどしなくていいみたい…?
ここでは、耳掃除が不要な理由、正しい耳掃除の仕方をご紹介します。
耳掃除は想像以上に危険!
自分で見ることができない、自分の耳の中。それだけに耳掃除の力加減が分からず、ついゴシゴシと強めにこすってしまう、なんてことありますが、コレ実は耳にすごくよくないのです。
耳の中の皮膚は実はとても薄く、そのすぐ下は骨。耳掃除で傷がついて、そこからバイ菌が入って外耳道炎になってしまうことも…!
また、綿棒などで耳掃除をしているつもりが、逆に耳垢を耳の奥に押し込んでしまって、難聴の原因になってしまうこともあります。
実は耳掃除は不要だった!?
耳の中の汚れだと思われている耳垢ですが、実は鼓膜の保護、という大切な役割があるのです。耳垢にはリゾチームという殺菌作用のある物質が含まれています。ですから、毎日のように耳かきして、根こそぎ耳垢を取ってしまうのもよくないのです。
また、耳の奥から入口に向かって、耳の穴の皮膚は常に動いており、耳の奥に耳垢がたまらないようになっているのです。それで、耳の奥まで綿棒や耳かきを入れて、耳垢を無理にかき出さなくても大丈夫、自然に耳の外に出てくるようになっています。
以上の理由で、耳掃除は頻繁にやらなくてもいいのです。
正しい耳掃除のやり方とは?
耳には自然に耳垢を外に押し出す機能がありますので、奥まで掃除する必要がないのはわかりましたね。
では、どのあたりまで耳掃除すればいいのでしょうか?耳の入口1㎝くらいまでの見える範囲を、耳かき、綿棒でそっとこするだけにしましょう。月に1回、2,3分も掃除すれば十分です。どうしても気になる、という人でも週に1回くらいにしておきましょう。
また、膝枕で他の人に耳掃除をしてもらうのが好きな人もいると思いますが、この姿勢ですと、取り損ねた耳垢が鼓膜まで落ちてしまうことがあります。それで、人に耳掃除してもらう時は、二人とも座った姿勢なのがいいでしょう。
耳掃除は実は弊害だらけ!知っていた?耳掃除が不要な理由!正しい耳掃除の仕方!
耳の中の皮膚は薄いので、耳掃除でこすりすぎると皮膚に傷がついてしまったり、かえって耳垢を耳の奥に押し込んでしまうことがあります。
耳垢は鼓膜の保護という大切な役割があります。また、耳には自然に奥の耳垢を外に押し出す機能がありますので、耳の奥まで掃除しなくてもいいのです。
耳の入口から1㎝くらいまでをやさしくこすって掃除します。1ヶ月に1回、2,3分くらいの耳掃除で十分です。