生活の様々なシーンの中で、笑ってはいけない真面目にするべき時、というのは確実にあります。
重要な会議、大事な取引先の人との打ち合わせ、お葬式…などなど挙げていくと、切りがありません。
そんな時に、笑う場面ではない、と頭では分かっていても、どうしても笑いを抑えきれない人が世の中には存在するのです。
そんな人はもしかしたら、「蛭子病」!?ここでは、「失笑恐怖症」ってなに?その原因として考えられることとは?改善策はあるの?という点をご紹介します。
「蛭子病」、「失笑恐怖症」ってなに?
生活、仕事などの、通常であれば全く他の人がおかしいと思わない場面、笑ってはいけない場面で、笑ってしまうことのあるのが「失笑恐怖症」です。「そんな人いるの?」って思ったあなた!そう、いるんです。わたしの友人がこの問題を抱えていました。当時は「笑うツボが普通の人と違うのかしら?」と思っていたのですが、やはりお葬式の場面で笑ってしまい、同席した人からかなりのひんしゅくを買ってしまいました。
漫画家の蛭子能収さんも、その悩みを抱えているのだそうです。そのため別名「蛭子病」とも呼ばれるようになりました。
その原因として考えられるのは?
これは恐怖症の一種で、心因性であると考えられています。
過去に、笑ってはいけない場面で笑ってしまって失敗し、そのため、同じように笑ってはいけない場面に直面した時に緊張、不安、恐怖心を避けるために笑ってしまう、これが悪循環になってしまうのです。真剣に、真面目にしていなければならない空気、というのは緊張するもの。そうなると、余計に症状が出てしまうのです。本人も、もちろんその場面で笑ってはいけないことを十分わかっているのですが、止めることができないのです。
失笑恐怖症を和らげる方法
「笑ってはいけない!」と思えば思うほど、笑いのイメージが頭に浮かんで、おかしくなって笑ってしまうのが、失笑恐怖症。「笑ってはいけない」ではなく、「こうありたい」という自分の姿、例えば落ち着いている自分、自然体の自分を想像するようにしてみましょう。
また、ストレスは症状を悪化させるので、ストレスを解消するようにしましょう。緊張しすぎないようにリラックスを心がけ、「自分だけがこの問題を抱えているのではない」と自分を受け止めるようにして、緊張感をほぐしてあげましょう。
別名「蛭子病」ともいう、「失笑恐怖症」って聞いたことある?人間関係に悪影響を及ぼす前に対策を!
生活の笑ってはいけない場面、真面目にしていなければいけない場面で、笑いが止まらなくなってしまうのが「失笑恐怖症」。
心因性のもので、真面目な場の雰囲気の緊張、不安、恐怖心を避けるために、笑いが出てしまいます。
笑ってはいけない、と思うのではなく、落ち着いている自分をイメージしましょう。ストレスを解消して、緊張を和らげましょう。